• 一般演奏会カレンダー
  • 一覧

ブロカートフィルハーモニー管弦楽団 第30回記念定期演奏会

オーケストラ

ブロカートフィルハーモニー管弦楽団

一般 オーケストラ

公演日

2012年09月23日(日)
13:15開場 13:45開演

会場

東京都 墨田区
すみだトリフォニーホール 大ホール

ご案内

■演奏会の聴きどころ

いにしえの時代、「夜」は人々にとってどんなものだったのだろう。雨天や曇天の夜には、深い闇が何もかもを覆い隠していたかもしれないが、晴天の夜には、星と月がまばゆいほどに光り輝いていたことだろう。

古代ギリシアの哲学者ピタゴラス(BC582-BC496)は、「森羅万象は数に支配されている」と考えていた。ある長さの弦と、その半分の長さの弦を同時にはじいたとき、二つの音はこの上なく調和する ―― オクターヴの発見である。さらに、弦の長さが3対2の場合には完全5度(ドとソ)、4対3の場合には完全4度(ドとファ)となることから、響きの美しさと数の相関関係に着目し、ドレミファソラシドの音階の原形を生み出した。また、地球を含む全ての星々が宇宙の中心の周りを規則性をもって運行し、天体全体が「天球の音楽」というべき和音を奏でていると唱えている。ピタゴラスにとっては、音楽、自然科学、天文学など、万物を数で解き明かし、調和の謎を知ることが、神すなわち宇宙の真理に近づくことだったのである。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)は、音楽によって、限りなく宇宙の真理に近づいた作曲家ではないだろうか。通奏低音による和声の重要性を説き、宇宙の成り立ちを音楽で表現し、のちの世界に伝えるために作曲を続けた。バッハの追い求めた絶対的真理とは、いかなるものだったのだろうか。「トッカータとフーガ」ニ短調はオルガン曲として作曲され、指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882-1977)の手で、1928年に管弦楽版に編曲された。

クロード・ドビュッシー(1862-1918)の手記に、「この夜想曲(ノクチュルヌ)という題は、一般的でもっと装飾的な意味に理解していただきたい。音楽形式を指すのではなく、ノクチュルヌという言葉自身が示唆する、さまざまな印象と特別な光を意味しているのです」と記されている。ゆっくりとたなびき、やがて消えゆく「雲」。幻想的できらびやかな「祭」のあとには静けさが訪れ、月の光にきらめく波の合間から、ギリシャ神話に登場する海の魔女「シレーヌ」の神秘的な歌声が聞こえてくる。

占星術は、古代から、インド、アラブ、ヨーロッパ、中国、東アジアなど、いたるところで発展した。星の動きや配置、あるいは日食や流星といった天空異変によって、人の運勢や国家の吉凶を占う技術だが、グスターヴ・ホルスト(1874-1934)作曲の組曲「惑星」も、天文学の惑星というより、近代西洋占星術の守護星といった意味合いに近い。火星、金星、水星、木星、土星、天王星、海王星からなるこの組曲は、近代管弦楽曲で最も人気のある作品のひとつである。星に神々の名前をつける習わしは、紀元前3000年のメソポタミアに遡る。惑星にはローマ神話の神々の名前が与えられており、その神々の性格や特性が、占星術における星の意味となっている。人々は、赤く燃えるような火星に荒々しく攻撃的な軍神マルスを、ひときわ美しく輝く金星に愛の女神ヴィーナスの姿を見たのだろう。

その昔、さえぎるもののない広い夜空には、降るような星がきらめいていた。

【曲名】バッハ トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 (ストコフスキー編曲)

【曲名】ドビュッシー 夜想曲

【曲名】ホルスト 組曲「惑星」 作品32

料金

前売り 700円 当日 1000円

ホームページ

主催

お問合せ

ブロカートフィルハーモニー管弦楽団 第30回記念定期演奏会について

事前にログインしてください。会員登録(無料)がお済みでない方は こちら

現在、本演奏会については、お申込み・お問合せは受け付けておりません。

上部へ