世田谷フィルハーモニー管弦楽団 第37回定期演奏会

2009年09月27日（日）
13:15開場　14:00開演

東京都 世田谷区
昭和女子大学人見記念講堂

　チャイコフスキー（1840－1893）のバレエ音楽「くるみ割り人形」といえば、「金平糖の踊り」や「花のワルツ」で構成された組曲が有名ですが、今回お聴きいただくのは、名指揮者ムラヴィンスキーによる抜粋版です。組曲で聴きなれた旋律はほとんど登場しません。その代わりに、お客たちが帰った後のくるみ割り人形とネズミたちとの戦闘、冬の森の情景、そして終幕のワルツまで、物語のドラマティックな展開が、自然にたどれる選曲になっています。
　そのチャイコフスキーに、若くして才能を認められたのがラフマニノフ（1873－1943）。名ピアニストでもあった彼が残した3つの交響曲のうち、ことに人気の高いのが第2番です。34歳のときに完成されたこの曲は、甘美でロマンティックな旋律が、いつ果てるとも知れず纏綿と続きます。その流れに身をまかせる心地よさを、みなさまに味わっていただけるよう、団員一同、練習を重ねております。

【曲名】P.I.チャイコフスキー　バレエ音楽「くるみ割り人形」（ムラヴィンスキー版）

【曲名】S.ラフマニノフ　交響曲第2番 ホ短調

1500円

http://setagaya-phil.net/