マーラー祝祭オーケストラの楽団紹介
2001年春。ベルティーニ、チェリビダッケに学び、当時アルメニアを中心に活躍していた注目の指揮者・井上喜惟(ひさよし)の提案により、「ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ」が発足しました。メンバーは学生から一般社会人まで幅広い年齢で構成され、また弦楽器を中心に複数のプロ音楽家が共同参加。ウィーンの国際マーラー協会から承認を受け、年一回マーラーの交響作品を中心に採り上げてきました。
2015年に「マーラー祝祭オーケストラ」に改称し、2015年8月に交響曲「大地の歌」、2016年2月に交響曲第8番「千人の交響曲」を演奏して、これを以て全交響曲のサイクルが完結しました。しかし、これで終わることなく、マーラーを愛するオーケストラは再び新たなサイクルを開始しました。
今後は、マーラーの作品のみならず、マーラーが敬愛したブルックナーやマーラー以降に綺羅星の如く現れた様々な作曲家、アレクサンダー・ツェムリンスキー、アルノルト・シェーンベルク、フランツ・シュミット、アントン・ヴェーベルン、アルバン・ベルク、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ等の作品も採り上げて行きます。