アンサンブル・ルーチェの楽団紹介
アンサンブル・ルーチェは京都市で活動するアマチュア弦楽合奏団です。
バロックから現代までの弦楽合奏曲を、ピリオド奏法を研究しつつ演奏することを目的に設立しました。
バロック(モーツァルト初期以前)の楽曲については、バロック弓を使用し、その後の時代の曲については、モダン弓を使用して練習します。バロック弓については、まず慣れることが第一です。慣れるとバロックの楽曲については、普通の弓より弾きやすいと感じて頂けると思います。モダン弓だと、ついつい神経質になるモーツァルトのディヴェルティメントも、自然で伸び伸びとしたアンサンブルが何の苦労もなくでき、とても不思議に思います。<br>
楽器については、モダン楽器(取敢えずA=442)で演奏します。<br>
何と中途半端な! とお叱りを受けそうですが、普通幅広い時代の曲を弾くアマチュア奏者が、もう一台ピリオド楽器も持ち、面倒なガット弦の張替をし、バロックピッチに調弦を変える等々は、結構な負担になります。そんな大げさなことをしなくても、バロック弓に持ち替えるだけでも、音の立ち上がり方は大きく変わりますし、充分とは言えないまでも、そこそこ古楽的な雰囲気の再現は可能です。
古楽的な雰囲気を習得するために、バロックダンスの基礎も練習できます。
ピリオド奏法と聞くだけで、何か面倒そうなことをやっていると思われるかも知れません。<br>
しかし、研鑽に研鑽を重ね、古楽奏法を極めるといった姿勢は、必要ありません。まずバロック弓を持って、気軽に工夫を重ねることを楽しみたいと思います。