オーケストラ・アンサンブル・フォルツァの楽団紹介
「フォルツァ -Forza- 」とは、イタリア語で”力”を意味し、音楽に全力で向き合いたい学生オーケストラ出身者が中心となって生まれたアマチュアオーケストラです。1999年に第一回演奏会を開催し、今や結成から20年という月日を迎えようという中堅団体に成長しております。若いと思っていたフォルツァですが、社会人になりたての奏者が集まっていた当時とは違い、いまや中堅社員、子育て世代、課長、ベテランと、さまざまな世代、さまざまな個性が集まっており、よりコミュニティの厚みが増しています。
平日は忙しい生活を送る一方、休日には一緒に音を奏で、一緒に騒ぎ、思いっきり練習して心地よく明日を迎える。そんな社交の場が、フォルツァです。
そんなフォルツァですが、中堅ゆえ、様々な狭間に差し掛かるようになりました。すなわち、その位置づけ、つまり、
設立数十年を超える大御所オーケストラに求められる要素と、新興気鋭の若いオーケストラに求められる要素との間で・・・
革新と成熟の間で・・・
若さと成長の間で・・・
その狭間に立たされているからこそ、楽しいことはより大きく感じられ、うまくいかないことがあっても、笑い、泣き、もがきながら、進む。
もちろん楽しいことや達成感を感じられる場面は多いですが、たとえつらくても、出会えてよかったと思える仲間がいるからこそ、どれだけ生々しいほどに人間味が溢れていても、立場の異なる団員それぞれが居場所を見つけられる。
単なる息抜きなだけではなく、喜びも苦しみも感じながら、フォルツァという人生を、我々は共に歩んでいます。
狭間にぶつかってもいいオンガクができるのは、私たちがちょっとオトナの遊び仲間たちだからこそなのではないかと感じながら、次に向かって日々活動しています。