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2017年リリースの「B A C H」は、リンレコーズの年間ベストセリングアルバムに輝き、第10回CDショップ大賞2018クラシック部門を受賞する等、世界的にも大きな話題を呼んだ。まだ「B A C H」の余韻が残る今年度リリースする新作は、ミニマルミュージックを世に知らしめたライヒの代表作「ドラミング」(1970-71)。 加藤訓子と英リンレコーズとの第5作目として10月12日グローバルリリースされる。
欧州時代、ダンスカンパニー・ローザスのワールドツアーにも参加し、アンサンブル・イクトゥスと数多くのライブを演奏している加藤訓子が、パーカッション(ボンゴ、マリンバ、グロッケンシュピール)、ヴォイス、ピッコロ、口笛、計12名全てのパートを自身の演奏で多重録音し、アンサンブルでは決して表現し得ないドラミングの持つ最上のディテールを紡ぎ出す。
スティーブ・ライヒ自身も加藤の作品に対して、「一人の奏者が全パートを演奏した初めての録音作品。結果、最上のディテールと共に驚くべき明晰さで捉えている。大いなる喜びの発見である。」と絶賛。「ドラミング」ソロ・オーバーダブでのアルバムとそのライブ版は、作曲家と出版社 (Boosey & Hawkes) が正式許諾した世界初の
ソロヴァージョンとなる。