ご案内
オフィスフレンチバロックの主催する、Airs de cour(エール・ド・クール)シリーズの演奏会も第三回となりました。第一回は初期のもの、第二回はセバスチャン・ル・カミュというテーマでお届けしてまいりました。今回のテーマは、エール・ド・クールのルーツを探るという演奏会です。宮廷歌曲という名でフランスの人々に愛された音楽は、どのようにして生まれたのか、その誕生を体感していただけるのではないでしょうか。
奏者は、テノールの村上惇氏、ルネサンス・リュートの櫻田亨氏です。お二人の息のあった掛け合いは、当時の演奏スタイルを思い起こさせるものでもあります。エール・ド・クールのはじまりとそのルーツをじっくりとご堪能ください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
チケットのご予約は、HP内のご予約フォームより承っております。
【出演・経歴】
村上惇(テノール)
Atsushi MURAKAMI: Ténor
東京藝術大学古楽科修士課程修了後、渡仏。パリ国立地方音楽院、ブーローニュ=ビヤンクール音楽院、ヴェルサイユ・バロック音楽センターに学ぶ。フランス国内外で多数の演奏会、録音等に参加。2015年8月に帰国後は、フランスバロック音楽のスペシャリストとして活躍中。
櫻田亨(ルネサンス・リュート)
Toru SAKURADA: Luth renaissance
佐藤豊彦氏に師事する事、26年。リュート、禅茶、気功等を現在もお稽古継続中。リュート&アーリーギターソサエティを設立、愛好家の育成にも力を入れている。CDに「やすらぎのガット」「皇帝のビウエラ・市民のリュート」「パッヘルベル恋人のため息」「テオルボ」等。オランダのハーグ王立音楽院卒業。
【曲目】
ジャン・プランソン「心地よい五月の朝露が」
Jean Planson: La rousée du joly mois de may
アドリアン・ル・ロワ「ああ、わたしは思ってもみませんでした」
Adrian Le Roy: Las je n'eusse jamais pensé
ピエール・ゲドロン「あなたがわたしに言い寄るのが」
Pierre Guédron: Si c'est pour mon pucellage
ほか