2月15日没
1804年6月1日~1857年2月15日
ミハイル・グリンカ
ロシア人で初めて国際的な活躍をした作曲家です。当時のロシアは西ヨーロッパから音楽を輸入し、ロシアの民族音楽など独自のものは顧みられませんでした。グリンカはヨーロッパで過ごすうちに内なるロシアのアイデンティティを感じ、ロシア的なものを作ろうとしました。
グリンカは後のロシア音楽界に強い影響力を持ちました。ロシア5人組は直接グリンカから指導を受けながら、ロシア的なものを意識して生み出していったのです。しかし、同時代のロシア国内での保守派からの評価は今ひとつだったようです。享年52歳。
それでは歌劇「ルスランとリュドミラ」から序曲を聴いてみましょう。