6月3日没
1838年10月25日~1875年6月3日
ジョルジュ・ビゼー
リストが賞賛するピアノの名手であり、ローマ大賞を19歳で受賞する天才でした。しかし、ビゼーが目指すのはオペラ作曲家であり、ピアニストではなかったのです。
25歳で初めて完成させたオペラ「真珠採り」で一躍人気作曲家となります。これは成功したものの、評論家受けはしなかったようです。最後になった「カルメン」は主人公が女性労働者でメゾ・ソプラノ、というこれまでにない斬新なもので、初演はうまくいかなかったようです。しかしその後、現在ではあらゆるオペラの中でもトップクラスの人気を誇っています。ビゼーはこの初演の3か月後に亡くなっています。享年36歳。
それでは歌劇「カルメン」を聴いてみましょう。