7月1日没(没後230年)
1710年11月22日~1784年7月1日
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ
何しろ大バッハの長男ですから、溺愛され、過保護に育てられました。しかし、それがこの男の一生を悲劇的にした要因なのです。
バッハの息子たちの中でも一番才能がある、とされています。しかし、甘やかされたためか、才能を生かすことができなく、人望もありませんでした。父親の威光でハレの教会オルガニストに就任しますが、父親が亡くなると居づらくなったのでしょうか、各地に出かけ仕事を探しますがもうどこにも見つかりません。最後は放浪の末ベルリンで亡くなりました。生活ために父親の自筆譜を売り散逸させてしまいました。享年73歳。
それでは2台のピアノのためのソナタを聴いてみましょう。