9月29日没
1899年1月20日~1977年9月29日
アレクサンドル・チェレプニン
映画「ゴジラ」の音楽で有名な伊福部明を見出し、指導したことで有名な人です。自ら設立した「チェレプニン賞」で若手作曲家を世に送り出していったのです。音楽一家に生まれ、ロシア革命でパリに亡命、その後中国や日本で指導するなど、波乱に満ちた人生でした。
賞の名前のみが残っているような状況でしたが、最近ではピアノ曲を中心に発掘されてきているようです。ロシアの民謡を母体に、中国や日本の民謡を取り入れた作風は「ナショナルである事こそがインターナショナルである」という彼の言葉通りの実践を行っていました。
それでは66歳の時の作品、ピアノ協奏曲第6番を聴いてみましょう。