11月4日没
1809年2月3日~1847年11月4日
フェリックス・メンデルスゾーン
今さらいうまでもなく早世の天才です。でも、もし長生きしていたらどうなっていたんでしょうか。同時代のベルリオーズやリスト、マイヤベーア、ワーグナーについて、メンデルスゾーンは評価しながらも内心軽蔑していたようです。長生きしていたらそうした人たちが中心の後期ロマン派へと足を踏み込んだわけですよ。そのとき、それまでと変わらず古典的で造形のしっかりした音楽を作り続けていたら現在では忘れられた作曲家になっていたかもしれません。あるいは他の人と全く違う地平線を開拓したかもしれません。
いずれにしても短い人生の中でやり遂げたことはあまりにも多すぎますね。普通の人の2倍や3倍どころではないでしょう。
それでは最晩年のオラトリオ「エリア」を聞いてみましょう。英語版ですね。