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心に届く音楽心理講座

音楽はストレスにこそ効果を発揮する

音楽はもともと"療法"

 気の張る料理屋で、緊張しながら箸を動かして食べた気がしなかったということはありませんか。そんな店にはもちろん音楽は流れていません。汁を啜る音がもろに耳に響きます。そんな経験をしてみると、レストランのBGMはいたずらに流しているのではないことが分かります。食事をするとき、美しい音楽を耳にすると緊張が和らぎ、心は穏やかになります。空腹感は増し、会話ははずみ、同じ料理がずっと美味しく感じられるものです

 そういった効用を重視して、音楽を聞いたり演奏することによって、薬物などの及ばない心身症などの治療を行うのが音楽療法です。また、現代人の殆どがかかえているというストレスを、音楽を活用して取り除くというのが音楽健康法といわれるものです。音楽を聴きながら穏やかな気分で食事をし、イライラが治まり就寝するというように、日常の生活に音楽を取り入れることでリラクセーション(relaxation)が図れ、健康な生活を送ることができるのです。

 音楽のある状態に身体をおくと、人は誰もが無意識に呼吸を合わせるもので、これが音楽療法のポイントになるところです。さらにそれが、一つの曲という枠のなかで行われることが大事で、つまり音を聴いている間は緊張し、終わると緊張が解ける、その繰り返しが筋肉を刺激し、結果的にリラクセーションをもたらすことになるのだとか。音楽に合わせる、このことこそ、音楽療法はいうまでもなく、何らかの効果を期待して音楽を聴くことの肝心な点といえそうです。

ストレスにこそ効果を発揮

ストレスを放置すると、やがてはうつ病、胃腸障害、血圧異常、肥満などといった心身症に見舞われますが、音楽を上手く活用することでストレスを除くことができます。
 ストレスを感じて医者にかかると、たいていは脳にある自律神経失調症と診断されます。それは自律神経の中枢のズレがストレスの主な原因だからです。自律神経の中枢は、交感神経と副交感神経によってバランスが保たれています。たとえば、危険な場面に遭遇して緊張すると交感神経が働き、その緊張がほぐれると副交感神経が働くという仕組みです。緊張が続いて交感神経だけが働くとズレが生じ、その状態がストレスです。ズレた状態にあるとき、音楽を脳に働きかければ、緊張がほぐれて、ズレを正常に戻せるのです。

音楽を脳に働きかけると、なぜ緊張がほぐれるのでしょうか。私たちの脳からは、脳の活動状態を反映した数種類の波が発せられています。それが脳波です。熟睡状態のときにはデルタ波、周囲の環境に対応して活動しているときにはベータ波、極度の興奮状態ではガンマ波、覚醒して緊張のないリラックス状態ではアルファ波、というようにそれぞれ電圧の異なる波が現れるのです。そこで心地いい音楽を聴いて脳波がどう変化するかを調べてみると、聴く前の意識の状態がベータ波の領域にあったのが、聴き始めるとアルファ波の領域に移動し、アルファ波がぐんぐん増加するのです。音楽がアルファ波を発生させる、つまり緊張のない状態をもたらしたということがいえるわけです。

ところで緊張をほぐすための音楽といっても、ストレスの症状によって曲を選ぶ必要があります。緊張をほぐすのだから穏やかな曲というのは、場合によっては逆効果です。神経が高ぶっているとき、それを抑えるために静かな曲を聴くとイライラがかえって増し、気持ちが沈んでいるとき、高揚させようと明るい曲を聴くと、気持ちはますます沈むのだそうです。そんな場合、その症状と同じような曲をまず聴くこと、その後で効果を期待する目的の音楽を聴くことです。これを「同質の原理」といって、選曲のいちばんのポイントになるところです。

「同質の原理」に基づいた曲をご紹介しましょう。

■「同質の原理」に基づいた曲の例
集中力、記憶力が低下している場合 バッハの「G線上のアリア」
悲哀感、恐怖感を感じている場合 ラフマニノフの「ボカリーズ」
不安が強い場合 ショパンの「前奏曲十五番〈雨だれ〉」
感情の起伏が激しい場合 バッハの「二台のヴァイオリンのための協奏曲」
イライラが募っている場合 ハチャトゥリアンの「剣の舞」
無気力で意欲が低下している場合 メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」
嫉妬心、憎悪の感情が強い場合 ストラヴィンスキーの「春の祭典」
不眠に悩む場合 ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」

これらはいわば調整のための音楽です。癒すことを目的にした音楽を聞く体勢を調えてから、本来の目的の音楽を聴くことで、効果を上げられるのです。

切ってはいけない音楽と食事の仲

食事をするのに何より大事なことは食欲、つまり空腹感があるということです。胃が空になると、空腹中枢から胃へ信号が送られて空腹を覚えます。これが食欲が湧いた状態です。ストレスがあると、せっかくの食欲がストレスに埋没してしまうのです。音楽を聴くことでそのストレスを除くことができ、摂取した食べ物は十分に消化吸収され、その役目を果たすことになるわけです。

table

ストレスのない状態で食事をするとなると、食事の前に時間をとって音楽を聴き、リラクセーションを図る必要があります。このとき聴く音楽が、食前の音楽といわれるものです。食前に音楽を聴くことによって身体を休ませて疲労を除き、神経を穏やかな状態にするのが目的で、少なくとも30分はかけたいものです。食前の音楽としてふさわしいのは、一般的には鎮静の効果があるといわれる弦楽器を主にした室内楽、協奏曲、独奏曲などです。
そして食事中の音楽を聴こうとするとき肝心なことは、音楽以外の音を遮断することです。

また胃の動きを活発にして消化液の分泌を促すには、元気な曲が向いていて、音量も低すぎてはいけません。食事中の音楽としては、活動性を高める働きがあるといわれる、大編成の管弦楽曲などがふさわしいといえます。

こうして食事が終わり、食後に移ります。食前、食中とそれぞれ音楽を聴いて、心身はほどよい刺激を受けているはずです。おそらくお酒も入って、相乗効果も上がっています。ここで仕上げの音楽を聴いて、消化を促し、精神的に快適な状態を保ちます。ときにはそのまま眠りに誘うこともあるでしょう。そこで食後はテンポのゆったりした静かな曲、甘美な曲、幻想的な曲などが効果を発揮します。音量は絞り加減にすることはいうまでもありません。


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