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音楽の森

東京都交響楽団「第九」演奏会

アプリコ・ベートーヴェン・プロジェクト


かつて「映画の街」として名を馳せ、日本の近代映画を切り開いた松竹蒲田撮影所。その跡地に立つ大田区民ホール「アプリコ」は音響の良さで定評のあるコンサートホールだ。2013年に開館15周年を迎え、一連のイベントの締めくくりとして行われるのが第九演奏会。熱の入った練習の様子をうかがってきた。

 


ホール

音響の良さで定評のあるアプリコホール。外観もモダンな作りだ




もの作りの街から文化を発信して15年の記念イヤー


大田区蒲田。下町の町工場のイメージが強いが、蒲田駅前は都内でも有数の繁華街でもある。そこを抜けると近代的なビルと高層ビルとアプリコホールが出現する。ここはプロの演奏家からも音響の良さで高い評価を受けている。それもそのはず、サントリーホールなど、世界的に評価の高いホールの音響設計で有名な永田音響設計が手がけたものだからだ。よい音響とは単に残響が長いだけでなく、直接音と残響の絶妙なブレンドが必要なのだ。このようなホールで音楽を味わえるのは聴衆はもちろん、ステージ上で演奏する人にとっても最上の出来事である。
このアプリコホールが開館15周年を迎え、記念企画として立ち上げたのが「ベートーヴェン・プロジェクト」だ。ベートーヴェンを中心とした一連の公演は盛況のうちに進み、残すは「第九」のみとなった。


東京都交響楽団

日本を代表するオーケストラ、東京都交響楽団が演奏する
photo:堀田力丸




第九を中心にした充実したプロジェクト企画


開館15周年ベートーヴェン・プロジェクトの先陣を切ったのが小林研一郎指揮読売日本交響楽団による交響曲第3番「英雄」だ。このベートーヴェンにとって記念碑的なシンフォニーはこのプロジェクトの幕開けにふさわしい。コバケンならではの熱い演奏で盛り上がった。そして仲道郁代のピアノ・リサイタル。近年、集中的にベートーヴェンに取り組んでいる仲道ならではの演奏が繰り広げられた。
ところで、ベートーヴェンは耳に疾患を抱え、中年以降ほとんど聞こえなかった、といわれている。そのためか、晩年の作品は晦渋で理解が難しい作品が多い。仲道が取り上げたピアノ・ソナタ第32番はベートーヴェン最後のピアノ・ソナタ。また、第九交響曲もこの時期の傑作だ。このような作品は少しの手助けがあれば理解がぐんと深まり、聴く楽しみも倍増する。そのために組まれた企画が青島広志のレクチャー講座『ベートーヴェンと友達になろう!』である。テレビやラジオでお馴染みの作曲家である青島が、わかりやすい口調でベートーヴェンの深遠な世界を解説。演奏会に直結するレクチャーとして大盛況だった。
そしてプロジェクトの最後を飾るのが「第九」である。祝祭的な要素を持つこの大シンフォニーは日本では年末恒例の行事となっているが、今回のプロジェクトはひと味違うようだ。


ソリスト

実力派ソリストが揃い、祝祭的雰囲気が盛り上がる
(C)Aki Fujii




主催者と演奏者の思いが合致して盛り上がる


もともとこのプロジェクトは合唱を公募して第九演奏会を開きたい、という職員の願いからスタートしたもの。それが大きく広がり、多面的な企画に発展したという。
第九公演を担うのが梅田俊明指揮の東京都交響楽団。熱意あふれる俊英として評価の高い梅田が、相性のよい都響とタッグを組む第九は聴きものだ。ここにソプラノ:日比野幸、アルト:中島郁子、テノール:小原啓楼、バリトン:福島明也といった実力派ソリストが加わる。そして合唱団は東京混声合唱団と一般公募によるプロ・アマ混声によるものだ。
合唱団員の募集は2013年4月から始まり、100人の定員に対してなんと380人もの応募があった。選考にはずいぶん頭を悩ましたようだが、決め手になったのは「参加する熱意」。その結果、経験者と初心者が半々になったという。偶然ながら、街に密着するホールの企画としてはほどよいバランスになった。
8月にはパート別の練習がみっちり行われ、9月からはいよいよ全体での合唱練習がスタートした。最初はどこをやっているのかおぼつかない団員もいたというが、練習を重ねるうちに音楽に参加できるようになってきた。4か月以上に及ぶ練習を経ていよいよ本番が近づいてきた。団員の練習出席率は高く、主催者、出演者共に熱意が盛り上がっている。


練習

公募による合唱団も最後の追い込み練習に熱が入る




特別な存在の第九交響曲にかける意気込み


「第九は日本では当たり前に演奏されていますが、欧米では特別な存在です」
と語るのは指揮者の梅田俊明。今回の公演に当たってその聴き所を聞いてみた。
「第1楽章から第3楽章まで築き上げてきたものを全否定して歓喜の歌が展開されるのが第4楽章です。その重要な役割を担っているのが合唱です。それまでオーケストラが延々とやってきたものを凌駕するパワーとクォリティーを歌が持っていないといけない」
「しばしばアマチュアの合唱団でもこの曲を演奏しますが、アマチュアだからという甘えは許されないと思います。実績のあるアマチュア合唱団では高いスタンダードができていて、妥協はありません」
「今回の合唱団は指示に対する反応が早く、練習が進むにつれて声も目も輝いてきました。本番では日本有数のオーケストラである都響の音に包まれて特別な体験になるでしょう。また、東京混声合唱団とジョイントという形なので、とても勉強になると思います」
練習では音楽のニュアンスはもちろん、声の出し方、ドイツ語の発音まで細かく指示を出す梅田の指導に団員のやる気がいっそう高まったようだ。


梅田

アマチュアだからと手加減せず、高い水準の音楽を求める指揮者の梅田




合唱団の面倒を見てきた東京混声合唱団で副指揮者を務める山田茂も水準の高さを自負する。
「最初は経験者と初心者が半々でどうなるか心配したけれど、皆さんの熱意でここまできました。みんなで一緒にやろうという意識がとても高いんです。ただ単にうまくてもダメ。そういう意識がないと高いところへはいけないんです」
「初心者はそれは最初は大変だったですよ。でも周りの支えもあり、今では立派に歌っています。この響きのよいホールでオーケストラやプロの歌手たちと一緒に音を出すとまた感動が生まれることでしょう」
この12月、アプリコで特別な化学反応が起こる予感がする。


山田

合唱団の成長に手応えを感じ、共演を楽しみにしている合唱指導の山田




演奏会情報


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アプリコ・ベートーヴェン・プロジェクト
東京都交響楽団「第九」演奏会

2013年12月7日(土)15:00開演
大田区民ホール・アプリコ
全席指定 S席¥5,500 A席¥4,500 B席¥3,500

<問い合わせ>
大田区民ホール・アプリコ tel.03-5744-1600
http://www.ota-bunka.or.jp/
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