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音楽の森

早稲田大学音楽同攻会を訪問

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集まってくれた6人。左から小野さん、松本さん、真鍋さん、山下さん、小林さん、福本さん

かつてオーディオ装置やレコードが高嶺の花だった時代、名曲喫茶があちらこちらにあった。コーヒーを傾けながらじっと静かに聴き入り、音楽に没入する人の姿が見られた。そんな姿を想像して早稲田大学の音楽鑑賞サークルである「音楽同攻会」を訪ねてみた。




 

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大隈講堂前で出迎えてくれた幹事長の松本さんに従い裏手にある部室へ。ここは音楽に関係するサークルが集まっているサークル棟だという。その2階の廊下はまあ、掃除が行き届いていないというか……。奥にある同攻会の部室にはテーブルとソファの応接セットがあり、壁にはCDがずらりと並んでいる。奥に目をやると高級オーディオが鎮座している。さすがに音楽鑑賞サークルだなあと感心していると、先輩からの寄贈品だったり、経年変化したものは部費で新たに購入したものもあるそうだ。やはり音にこだわりがあるように見受けられる。

ところで「同攻会」という字は何となく歴史を感じさせるなあ、と思っているとサークルの会誌「協奏」に記事が出ていた。それによると「攻」は極める、研究するという意味があり、昭和17年に「それまでのレコード音楽鑑賞会をレコード音楽を攻究する(熱心に研究する)という意味合いを強めた同攻会とした」そうだ。そう、長い歴史を誇るサークルなのである。昭和8年(1933年)に設立され、2013年は80周年という記念の年になるという。

そんな長い歴史を誇る同攻会だが、今はポータブル・デジタル・オーディオの時代。音楽はダウンロードして個人で聴く人が多いのでは?

「昔はオーディオ装置が普及していなかったこともあり、100人もの部員がいたことがあったようです。少なくなったとはいえ、今でも30人ほどの部員がいますよ」(松本さん)
と語るように、単に音楽を聴くだけの魅力にとどまらないようだ。
「ここには1500枚くらいのCDがあり、誰かがとっかえひっかえ音を流しています。音楽にそれほど詳しくない人が入部してきても、こういう環境があるために特に誰かがレクチャーしたりアドバイスするわけではないけれども、感想を言い合ったりする中で自然に知識が身についてくるんです」(会計担当小野さん)

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自慢の高級オーディオ

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取材前に常々思っていたことがある。それは楽器を演奏する人はコンサートに足を運んだり、音楽を聴く、といっても今自分が取り組んでいる曲だけだったりすることが多い。逆に演奏会に足繁く通ったり、CDに聴き入る人は楽器演奏はしないのだろうか。

「このサークルでは兼部をお勧めしています。早稲田大学にはけっこう規模の大きいオーケストラや吹奏楽団があって、両方に入っている人もいます。演奏と鑑賞を掛け持ちすることで視野が広がります」(松本さん)
「高校生の時は吹奏楽部で楽器演奏ばかりでした。実際に取り組んでいる曲しか知らない、という感じ。このサークルに入っていろいろな音楽を聴くと今まで知らなかったことに気づかされます。今、楽器を手にしたら音楽的なイメージがすごく湧いてきて深みのある演奏ができると思います。以前から聴いていればよかったのに、と思いますね」(小林さん)
そうなのだ。演奏と鑑賞は両立するのだ。例えば、今ベートーヴェンの交響曲に取り組んでいるとする。そのときに他の交響曲だけでなく、弦楽四重奏やピアノソナタなども聴いてみるとイメージが広がってくる。一人の作曲家の中だけでも曲に対する見方が変わってくるのだ。当然演奏も違ってくるだろう。技術の巧拙は関係なく。結局はどれだけ音楽を楽しんでいるか、という問題なのだろう。

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現3年生、幹事長の松本さんを中心に熱く語る

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さらにもう一つの疑問。オーディオマニアはコンサートホールに行かない? 間違いのない定番のCDを自慢の装置で聴くだけで満足しているのでは?
音楽同攻会の行事としては日々部室でCDを鑑賞しているだけでなく、月一回程度演奏会企画を催している。大体において幹事長が企画を立てるそうだが、なかなか苦労があるという。
「まず曲目ですが、新歓の時期にはあまりマニアックなプログラムのものは避けています。名曲+マニアック、というのがいいですけど。そして重要なのが学生券があるかどうか、ということ。我々学生には切実な問題です。最後に当日でも入れること。人集めの状況が不確かなので、予約で買うことは難しいんです」(松本さん)
なるほど、意外によく演奏会に行っているようだ。しかし、なかなか条件が厳しそうだ。こうした条件で一番よく利用するのがNHK交響楽団の演奏会だという。当日1500円で水準の高い演奏が聴ける、と願ったり叶ったりだ。海外のオーケストラは一部の人は聴きに行っているようだが、大多数はとても手が出ない、という。オケ専♪の「ご優待演奏会」や「お得にいろいろ楽しもう!」コーナーを紹介すると、目を輝かせた。とても熱心な人たち、とこちらもうれしい思いがした。

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目新しいコンサート情報を探す小林さん(左)と次期幹事長の福本さん

演奏会を鑑賞した後は自然な流れで飲みに行く。感想を言い合うのが楽しみなのだ。中には厳しい意見が出てくることもあるが、たいていは専門用語が飛び交うわけでもなく、テンポ設定についてや弦、金管の鳴り具合などを熱く語るようだ。部員の音楽の知識はさまざま。みんなでわかり得る間口の広さを持っている。
ところでアマオケは鑑賞するのだろうか?
「アマオケは無料券が回ってくるので行くこともあります。僕らは過去の名演も知っているのでアマチュアとの落差を感じてしまいますが、もう少ししっかり練習すればいいのでは、という厳しい意見が出ることもあります」
アマチュアは下手くそなのが前提ではあるが、精一杯やっているかという疑問があるのも確か。耳が痛い話である。

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1500枚に上るCDを収納

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こうした鑑賞サークルは東京大学、慶應義塾大学にもあり、いずれも同じ時期の設立だそうだ。この3サークルは以前から交流があり、大学祭などの機会に部室を訪問することもあるという。オケ専♪でもいずれ他のサークルを訪問してみたい。
クラシックのコンサートは敷居が高い、と感じている人も多く、なかなか演奏会に足を運ぶには至らない。知らない人からすると、チケットが高い、服装に気を配らなければならない、音楽がよくわからない、などの理由があるようだ。
「そんなイメージとは違い、チケットはそれほど高くありません。学生券があるのははクラシックだけじゃないでしょうか。ポピュラー音楽でも高いチケットはありますよね。それにドレスコードなんて実はありません。普段の服装でみんな行っています。クラシック音楽は実は誰もが知っているメロディの親しみやすい音楽なんです。聞き覚えのあるところから始めて、そこから広げていくと楽しみが増えますよ」(小野さん)

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朝比奈隆など、著名人のサインが飾ってある

なかなか心強い言葉である。クラシックという堅いイメージももちろんあるが、飲み会、山登り、合宿など肩肘張らない活動をしているのが部員を惹きつける要素なのだろう。もともとヘビーメタルが好きで、たまたま誘われて入ってきた部員が卒業する頃にはロシア音楽の虜になっている、なんていう例はいくらでもあるそうだ。音楽が好きで集まり、ワイワイ意見を言い合う姿は本当に楽しそうだった。部室には雑記帳があり、日常顔を合わせなくても感想などを書いて部員同士のコミュニケーションを取っている。さあて、肩肘張らず、気軽に音楽を聴いてみよう。

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コミニュケーションツールとしての雑記帳。オケ専♪も書き込んでみた

 

 

 

 

 

 
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