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音楽の森

ホールを満席にした青山学院管弦楽団

日本にオーケストラが誕生したのはもちろん明治以降だが、いち早く立ち上げたのが大学生たちである。すでに100年以上の歴史を持つ楽団もあり、今なお学生オーケストラは活況を呈している。大学入学を機会に楽器をはじめた、という人も多く、その多くが社会人になってからも演奏活動を続けている。アマチュア音楽界の盛況の源になっている。今回は青山学院管弦楽団にお邪魔した。

青山学院管弦楽団練習風景

創部60年、演奏会も100回を超える活動


東京・渋谷の好立地にある青山学院大学。創学して140年近い歴史を誇る。新制大学として開設してからも60年以上経ち、都会的なキリスト教系の学園として人気の高い学校である。
音楽系のサークルは活発に活動していて、オーケストラ部や合唱団などがある。このうちオーケストラは青山学院大学文化連合会オーケストラ部と青山学院女子短期大学オーケストラ部が合同で青山学院管弦楽団として活動する、という形態だ。団員は学内だけでなく、他大学からも希望者を受け入れ、現在では130名を超える大所帯となっている。
管弦楽団の最大のイベントは年2回の定期演奏会。1954年に行われた第1回からすでに100回を上回り2013年11月23日には第103回定期演奏会を迎えた。この連綿と続く演奏会は代々受け継がれる学生達の情熱のたまものだ。
第103回定期演奏会はすみだトリフォニーホールで行われ、満員の盛況だった。満席を目指した部員たちの努力のおかげで、約1か月前にはほぼ完売。プラグラムはオール・ラフマニノフという意欲的なもので、大ホールを埋め尽くした聴衆から喝采を浴びた。
長いようで短い学生生活の間に勉強と共に楽器の練習をし、日々の運営を行いながら演奏会の準備もする、というのはなかなかできないことだ。そのノウハウは代々引き継がれているとはいえ、その時々の熱意と創意工夫が必要なのだ。

青山学院管弦楽団

資料などが置いてある部室には塗りつぶした座席表が。楽器湖はいくつかに分かれて楽器を保管している



大オーケストラにふさわしい大曲に挑む

青山学院は青山キャンパスと相模原キャンパスがあり、練習の際は青山キャンパスに集合する。団員にとっては負担になるが、それでもみな熱心に練習に打ち込んでいる。練習は基本的に週3回、水曜日、木曜日、土曜日に行われている。授業との調整も大変だが、この週3日合計8時間の練習は貴重な時間だ。
団員数からもわかるように大編成のオーケストラ曲の演奏が可能だ。第103回のラフマニノフをはじめ、過去の演奏会にはシベリウス、ドヴォルザーク、サン=サーンス、チャイコフスキーなど大曲が並ぶ。選曲は各パートの意向をくみ取ったパートリーダーが集まり、選曲会を開いて決めるそうだ。話し合いで納得して決まるのが理想だが、場合によってはもめることもあるという。こうした経験が社会に出たときにも役立ってくるのだろう。
決定したプログラムは指揮者に伝えられ、承諾をもらう。以前は常任指揮者を置いていたが、現在そのポジションはない。そのため、学生主体でいろいろなことを考えていかなくてはならない。プレッシャーも強くなるだろうが、反面モチベーションが高くなる。

青山学院管弦楽団運営メンバー

左から団長の中井さん、広報マネージャーの石川さん、副団長の比嘉さん



活動の影にはしっかりしたOB組織がある

オーケストラの主な活動は年2回行う定期演奏会とクリスマス時季の「メサイア」公演だ。これは青山学院の他のサークルと合同で行う、1976年以来続いている伝統行事だ。定期演奏会は3年生が主体、メサイアは4年生が中心で行う。
この他、アンサンブル大会などの行事もあるが、ときには海外公演を開くこともある。過去、アメリカ、エジプトなど、定期的に演奏旅行を行っていたようだが、しばらく途絶えていた。それが第100回の記念演奏会を行った2012年、また海外公演の気運が盛り上がり、ドイツ公演が実現した。
このような大がかりな催しは思いつきでできるわけではなく、かなり以前から計画されていたという。学生オーケストラの中には海外公演が定例になっている団体もあるが、あらためて企画するとなると大きなエネルギーが必要になる。普段の活動だけでも大変なのに、こうした企画を行う学生たちには脱帽だ。
こうした活動を陰から支えているのが「楽友会」というOB組織だ。現役学生と月に1〜2回交流し、さまざまなサポート、アドバイスをしているという。こうしたOB、OGのおかげで、震災復興のチャリティーコンサートで、世界的指揮者であるケント・ナガノを招いたり、第100回記念定期演奏会では指揮者に外山雄三、ソリストにピアノの中村紘子という大物を呼び、サントリーホール公演を実現することができた。

青山学院管弦楽団練習風景

広々とした練習場で充実した合奏練習ができる



オーケストラは社会の縮図

130人もの集団はちょっとした「社会」である。きちんとした組織がないと運営がままならない。伝統的に築き上げられたノウハウを代々引き継ぎ、また新たな知恵を積み上げていく。大学オーケストラというと、幼い頃から音楽に親しんできた人たちの特殊な社会だと思われるが、実際の団員はどうなのだろうか。
管楽器には中学や高校で吹奏楽をやっていた団員が多いという。青山学院にはオーケストラの他、吹奏楽部やマーチングの楽団もあるので、管楽器経験者は奪い合いになることもあるそうだ。
弦楽器はヴァイオリンだと3歳や5歳からやっています、という団員もいるが、大学から始めるいわゆる「初心者」も多い。そうした学生が大曲に挑むのだから熱心な練習とノウハウがあるのだろう。
また、楽団の運営は練習だけではない。演奏会を開くには指揮者、ソリストを依頼し、会場を確保、チラシやチケットを製作したあと、宣伝活動も必要だ。3年生が先頭に立って動き、1、2年生はそれを補佐する。全員が何らかの役割を担うのだ。そうして仕事を覚えていきながら次代へと引き継いでいくのである。
演奏会場が満員になる、というのは主催者の夢だが、それがついに実現した。チケットが完売したのだ。広報を担当する団員は塗りつぶされた座席表を誇らしげに見せながら、満足げな表情を浮かべているのが印象的だった。
先輩の助言をもらいながら一生懸命音楽活動に取り組む。こうした体験は学生オーケストラでしかできないのではないだろうか。青山学院管弦楽団に接し、活き活きと役割をこなしているのが頼もしい思いがした。

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